境内の木々
七本杉
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①御璽(みしるし)杉
山梨県指定の天然記念物である「七本杉」は、いずれも樹齢1200年。1号杉は「母衣懸杉」(ほろかけすぎ)とも呼ばれ、かつて、例大祭のおり、産着を懸けた聖樹とされます。
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②産謝(さんしゃ)杉
他の七本杉と同じように、樹高は40メートルを優に超えます。この2号杉は別名を「産屋杉」というように、出産・分娩を守ってくれる御神木。御祭神・木花開耶姫命の「火中出産」の神話にちなむお名前です。
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③齢鶴(れいかく)杉
根まわりの幹の長さが12メートルを超える巨樹。平安時代、朝廷によって遣わされた役人が当神社に参詣、「御手植杉 雛鶴齢」という歌を詠んだことにちなんで命名。「鶴は千年」の思いがここに結実しています。
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④神綿(しんめん)杉
47メートルという七本杉のなかでは二番目の樹高を誇る4号杉は「神綿杉」とも「献虫巣杉」とも呼ばれます。大樹に棲まう山蚕が巣づくりした繭で糸を紡ぎ、朝廷に献上した故事にちなんで命名。
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⑤ ⑥両柱(ふたはしら)杉
5号杉の樹高47.5メートルは、七本杉のなかでは最も高く、伊邪那岐命に模され、伊邪那美命にたとえられる6号杉と根を一つに1200年も寄り添ってきたことから、縁結び・良縁の神徳のある御神木とされます。
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⑦天壌(てんじょう)杉
根まわりの幹囲が30メートルと、他の6柱も圧倒する存在感の7号杉「天壌杉」は、「御柱杉」とも呼ばれ、文字どおり、天地を繋ぎ、神霊が降る神座・御神木として、最大級の崇敬を集めてきた聖樹です。
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参道の杉並木
大鳥居をくぐった参詣者をうやうやしく迎えてくれる参道の杉並木。その多くは樹齢800年で、鎌倉時代から時を超えてそびえ立っています。
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連理の楓(かえで)
異なった理(=木目)を持つものどうしが連なって起きる奇跡的な現象の木。古くから縁結び・夫婦和合の象徴として崇敬されています。
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樅(もみ)の木
当神社にある巨樹のなかでも、ひときわ存在感のある2本の樅の木。1号の樹高は38メートル、2号は42メートルで、町指定の天然記念物です。
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栃(とち)の木
これも、町指定の天然記念物。山梨県でも有数の巨樹であるこの御神木、かつて「救荒食」用として植えられたとも推定されています。
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土俵横のもみじ
社務所南側の庭に造られた土俵横にあるもみじは、季節の移り変わりを教えてくれる美しい使者として、多くの参詣者から愛されています。