河口浅間神社
について
御由緒
御祭神
浅間大神(あさまおおかみ)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
第五十六代・清和天皇の御代、貞観六
(西暦八六四)年五月ごろ、富士山が大噴火。
富士北麓にあった「剗ノ海」という大きな湖は、
大量に流れ出た溶岩によって分割され、
現在の精進湖、西湖
となりました。
このような史上まれに見る大噴火のため、
地元住民が甚大な被害を受けたことは、
甲斐の国司によって、
ただちに京の朝廷に報告されたのです。
翌、貞観七(西暦八六五)年、富士山の神・
浅間明神を公式にこの地にお祀りしなさい
との勅命が下され、
伴直真貞公が祝(神職)に、
伴秋吉公が禰宜に任じられて、
富士山の噴火を鎮めるための祭祀が
執り行われました。
これが当神社の御創祀とされ、
のちに「延喜の制」によって、
「名神大社」に列せられたのです。
時を下ること一千百四十余年。平成二十五
(西暦二〇一三)年六月二十五日に、
「富士山 世界文化遺産」の構成資産の
一つとなりました。(国指定史跡)
不二の社
あさま
現在、全国にある「浅間神社」は、およそ1300社あるといわれています。その、ほとんどの社 が「せんげん」と読んでいますが、当神社は「あさま」と呼び習わしています。理由は、「あさ ま」は古い日本語で「火の山」を意味し、中国から漢字を輸入し「浅間」と当てた結果、のち に「せんげん」と読み下すほうが主流になったという説もありますが、詳細は、なお不明です。
富士祝詞
祝詞には、①神職などが祭祀の意義や目的を奏上する言葉(=奏上体)と、②祭祀の場に参集 した人々に宣り下される言葉(=宣命体)の二種があるとされます。当神社に伝わる祝詞は、富 士のお力を鎮めるために生まれた特別なもので「富士祝詞」といいます。「三国一」(=世界一) の山として、大古から崇められてきた特別な山。その御神霊に呼びかけるのですから、 まさに特別な意味をもつ祝詞なのです。
アクセス
- 住所
- 〒401-0304 山梨県南都留郡富士河口湖町河口1番地
- アクセス
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【クルマ】
中央自動車道河口湖インター
東富士五湖道路富士吉田インターからともに15分
【電車】
JR中央線新宿駅―富士急行線河口湖駅 特急 約1時間50分
【中央高速バス】
バスタ新宿―河口湖駅 1時間45分
【路線バス】
河口湖駅―河口局前 10分(甲府行き・大石プチペンション村行き)
【タクシー】
河口湖駅―河口浅間神社 7分 - 駐車場
- 周辺に3か所(50台ほど)
- 参拝時間
- 自由(社務所窓口 9:00~16:00)
- 撮影に
ついて - 撮影申込書をご提出ください。
境内における撮影申込書